[ 参考資料 ] 2015/08/12
化学繊維でできた箒です。天然繊維と異なり、化繊は穂先を加工できるため、用途別に種類も豊富で、室内外で使われています。
室内向けは繊維が細かく、室外向けは太いのが一般的。また、繊維の先端を粉砕し、当たりを柔らかくしている「先割れ加工」の箒もあります。
日本に限らず、世界各国で使われています。
化繊ほうきの歴史は戦後から始まります。昭和30年代後半、いわゆる「材料革命」が起こり、天然繊維が軒並み化学繊維に代わり、ほうきにも化繊が使われるようになりました。
化繊ほうきは全般的に水に強く、耐久性があります。また、その加工性から用途・使い方に合わせた箒を作ることができます。現在は2種類の太さの穂をブレンドしたり、天然繊維とブレンドしたりして、掃きやすさを改良した箒も登場しています。
ただ、反発力が強いため、箒によっては若干手首に負担が掛かることもあります。